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シリーズ共同実施09 |
シリーズ共同実施
共同実施から2年が経とうとしている。現場の混乱、教育委員会の混迷ぶりは相変わらずだ。そんな中、県教委担当者ら5名が、我が共同実施グル−プに「現地調査」にくることになった。
そもそも県教委は、共同実施担当者自らが「学校事務のことが解らない」とこぼすほど、実に無責任体制の中で推進しようとしている。我が県の共同実施は「職務分担制」を基本にするということになっているが、それを何らかの見通しがあって取り入れた訳ではないため、その具体的方法については各市町村教委や各グル−プに丸投げ状態となっている。
そのため導入後2年が経とうとしている今になっても、県内の共同実施グル-プを訪ねては情報収集に努めてきている。
任意団体である事務長会は、この制度に悪乗りし、仕事は全てグル-プ員である「部下」に割り当て、事務長は統括する「上司」だとし、肘掛け椅子にはじまり「部下」の人事評価権まで、なんでもかんでも欲しがっている。さらには共同実施を阻害するものとして地域の事務研活動の弱体化にも夢中になっている。
幸い我がグル−プは全員、共同実施=職務分担制には否定的であるため、県教委が折角いらっしるのなら、学校事務のなんたるかをじっくり教えてやろうじゃないか、ということになった。
当日は、県教委からの質問に答える形で進行した。事務長会の思いこみから来る「幻想」は何度か聞いてきたであろう県教委の担当者も、学校事務の現状についてこんなにも学習したのは初めてだったであろう。反論もなく頷いていた。帰り際の「大変参考になりました」との言葉を受け、予定の1時間を30分もオ−バ−した意義はあったのかな、との期待をこめて、大切なお客様にはお帰りいただいた。
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