第38回全国学校事務労働者交流集会

全交流・弘前 案内
“ねぷた”とともに、いざ、出陣!

メインテーマ:

 共同実施、事務長による

 学校事務職員制度崩壊を喰い止めるために

  −教育の「民営化」、

   新自由主義教育政策の見直しを求めて−

○日時:2009年7月31日(金)
〜8月1日(土)
○会場:青森県弘前市:
 「弘前市民会館」
○主催:全国学校事務労働組合連絡会議
(全学労連)
 

 全交流最終日の8月1日は弘前ねぷたまつりの開幕日です。ねぷたの歴史を紐解いてみると、明治6年には「ねぷたは蝦夷の残した野蛮な風習であるばかりでなく、けんかをしてお上の手をわずらわす困ったものであるから禁止する」と、ねぷた禁止布達が出された、という記述をみつけることができます。しかし、この布告も民衆の圧倒的なパワーに効果はなく、数年後には有名無実となり、大型化し、装飾美を整え、現在に至っています。

 100万派遣労働者の40%が失業、国内労働者の20%が年収200万円以下。民衆は生存権すら奪われかねない生活を送っています。ワーキングプアを生み出した現実に、「自己責任」といいなしていた輩が、今、臆面もなく政府の援助を願い出ています。新自由主義は破綻しました。まさに、わたしたちには新自由主義「社会」を変える行動が求められています。

 学校現場に目を転じれば、教育改革で職員間に競争が持ち込まれ、民間手法が導入され「格差」教育が一層進展しています。わたしたちは仲間のつながりを大切にする労働運動を目指しているからこそ、仲間に上下関係や不平等を持ち込む共同実施や、共同実施を前提とした事務長制にはっきりと“NO”と言い切れるのです。

 かつて、青森ねぶたは勝利の凱旋、弘前ねぷたはたたかいの出陣の際に使われたと言われています。わたしたちも全交流で熱烈な学習・討論を展開し、弘前ねぷたとともに、学校事務職員制度解体=共同実施・事務長制をくい止める、「お上の手をわずらわす」たたかいに出陣しましょう。

《集会日程》

  9:00   12:00 13:00 17:00 18:00 20:00
7月31日(金)   プレ交流会   全体会   懇親会  
8月 1日(土)   全体会 まとめの会  
  9:00 11:45   13:00  
 

《集会要綱》

●情勢報告・基調報告●

 教育の「民営化」が強力に進んでいます。それは、大きく2つの柱で構成されており、1つは学校組織・運営の再編です。教育事務所の縮小化などに合わせるなどでの学校事務の共同実施や事務センター化はその現われです。その整備を図りながら「民営化」=市場化するのがもう1つの柱です。総務事務や給与事務の民間委託化、その先に待っている事務職員の民間委託化。教育の現場では、教育産業への丸投げによる学力テストや教員免許の更新のための研修、夜間授業などは周知のことです。情勢報告ではこうした状況を確認します。

 このままでは学校教育、学校事務職員制度は崩壊してしまいます。基調報告で、それを喰い止めるためにはどのような取り組みが必要なのかを提起する中で、学校事務労働運動の今後を構想します。

* 全体会では、これらを受けて質疑、意見交換を行い、今後の私たちの向かうべき方向を探ります。続いて、下記の5本の討議の柱に基づいて主レポートとサブレポートを基に、これまた全体会にて共通理解を深めることとします。

● 全体会●

討議の柱その1 共同実施の現状とそれへの対応

 青森県の共同実施の今と青学労の対応について報告をし、合わせて群馬県、秋田県、三重県、沖縄県などの現状報告を重ね合わせ、今後の対応を考えます。

討議の柱その2 仕事増加現象への対応

 教員の仕事多忙化状況解消策のひとつとして、文科省が旗振り役となって進めようとしている事務職員への仕事の押し付け策の最新版、川崎市・横浜市での職務標準と学校徴収金事務を巡る状況と対応について報告を受け、私たちの働き方、働かされ方を検証します。

討議の柱その3 コンピュータ労働を考える

 コンピュータによる業務処理が、その作業自体に孕む問題に留まらず、システム化されることで進行している危険性についても見ていく必要があります。問題提起と東京や大阪の実態を聞きながら理解を深めます。

討議の柱その4 非正規職員の実情の改善に向けて

 「官制ワーキングプア」とも呼ぶべき職員が学校現場に少なからず存在します。福事労の行った臨任職員の現状把握調査や各県での実情や取り組みを聞き、その改善に向けての実効ある取り組みを模索します。

討議の柱その5 教育労働者への管理統制と対応

 教員免許制導入、授業日数の増加、日の丸・君が代強制による処分、人事評価などをテコにした職場からの排除など山積する問題とそれへの取り組みを、全国学校労働者組合(全学労組)の仲間から受け、共通の課題として考えます。

《会場案内》

弘前市民会館:弘前市大字下白根町1-6

弘前駅またはイトーヨーカドーバスターミナルからバスで約15分「市役所前公園入口」下車

《参加申し込み方法等》

・ 電話またはファックスで氏名と連絡先電話番号をお知らせください。

電話(留守電)ファックス共 045−312−4423まで

・ 参加費:2,000円 (懇親会:5,000円) *当日払い

・ レポート集の購入のみの方は

1冊1,000円+送料1,000円(何冊でも)

* 郵便振替用紙にてお申し込み下さい。

「全学労連」00160−6−34582

《宿泊情報》

・ 契約ホテル:「弘前パークホテル」 会場へは徒歩15分

電話0172−31−0089(全交流参加者である旨告げること)

・ 6月30日まで申し込みの場合、7月31日までは6,500円、8月1日は8,925円(共に朝食付)

* 青森プラザホテルへの紹介も可

(連絡先:上記ホテルへ)

 8月1日は弘前ねぷた開催日につき、これ以外の方法では、予約が困難な上に料金がさらに割高です。


top > 集会案内 > 09全交流ひろさき 案内


無料 WEB-page スペースを利用しているため、広告が表示されますが、全学労連とは無関係です。



inserted by FC2 system