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集 会 宣 言


私について話そう…

第何次かの定数改善という国策のお陰で安定した職をみつけた

そこは児童数100人ちょっとの小学校 初代事務職員が配置され教職員は11名

自宅から車で15分 公務員=定時退勤 ボーナス付き 休暇付き なんという厚遇 なんという好条件


4月1日 事務所単位での辞令交付式 会場には校長が迎えに来ていた そして車に乗せられ着任

…引率付きで赴任??? 学校ってどんなとこ? 一人で行けるのに・・・

『まぁ ゆっくりしてて 仕事は徐々に覚えればいいから』と教頭がお茶を出してくれた

…どんな日々が始まるのだろう ワクワク ドキドキ ハラハラ…

しかし…初日から蹟いた 事務職員という仕事が想像できないなんだかよくわからない

…それは今でも同じこと…

何でもやった

文書受付 県会計 村会計 私費会計 特別会計 給食搬入 配膳 あと片付け お茶出し 接待 電話番 プール掃除 プール当番 観察池掃除 花壇手入れ 水遣り 菊栽培 健康診断時の助手 ケガ治療 健康会申請 職員室に乱入する児童のお守り 登下校指導 プール指導 運動会 水泳大会 陸上大会 球技大会 田植え 稲刈り 芋の植付け 芋掘り 芋煮会 自然観察引率 宿泊訓練引率 遠足引率 補欠時には教室にいた 運動会の進行係 球技指導 育成会 青年団 婦人会 地区の行事…

これほど多岐にわたる仕事(?)を 文句もいわずこなしたのは多分この学校だけ(笑)

そうして6年後 異動した


異動先の教頭はこう言った【あんたのように生意気な事務員は初めてだ】

思わず返していた

【私も人をこんな風に扱う教頭先生は初めてです 教頭先生の態度の方が問題じゃないですか】

どうやら 私は6年の間に変わってしまったらしい・・・


あれから○年

必要なのは

事務職員であることを気づかせてくれる事務職員の労働組合だと至り 福事労に加入した


それから○年

相変わらず私は悶々としている

学校文化の理不尽さに怒り 事務職員への不条理に泣き 無理解に苛立っている

不都合をあぶり出し 権威に楯突き 権力に対時している

それが自分に嘘をつかずに生きていくということ


私は学校事務職員として生きてきた

これからもそうして生きていこう ここに集う仲間と共に


2008年7月21日

第37回全国学校事務労働者交流集会参加者一同


2008年夏・全交流いなわしろ特別アピール

教育の構造改革一新自由主義的教育改革にNO!

「教育の民営化」をSTOP!08闘争宣言(案)


 G8−北海道洞爺湖サミットが終った。自らを「頂上(サミット)」と呼ぶグロテスクな8人組が、人里離れた豪奢なホテルで豪華なディナーを食べ、くつろぐ、サロンのような場。けれども、そこで話されることは、世界の「南」と「北」を貫く新自由主義をさらに強固にするためのあれこれ−経済や軍事のさらなる体制作りとかけひきだ。気候変動や地球温暖化や環境問題、食糧危機、アフリカの貧困、南の国々の「開発」、「紛争」解決…etc。テーマはどれも深刻でまったなしだが、問題を作り出した元凶であるG8がその原因を棚に上げ、語り合うというのが滑稽でもあり悲しい。こんな世界はごめん!−世界中から集まった人たちと日本の私たちが連帯し、各地で様々な対抗アクションが取り組まれた。新自由主義と決別する−機は熟している。


 私たちは今、猪苗代湖のほとりに集い、新自由主義的教育改革が押し進める教育の市場化に抗し、「教育の民営化」をストップさせるための闘いに全力で立ち上がること確認した。ここで交された議論は、一人の学校事務労働者に過ぎない、しかし誰も代わることの出来ない生身の「私」たちが、今後5年、10年という未来も学校事務職員として働き続けることができるかどうか、その瀬戸際に現在があるのだという厳しい危機意識から出発している。

 構造改革路路線−「教育の構造改革」は驚くほどのスピードで学校の自由を奪ってきた。さらに「改正」教育基本法の下、教育振興基本計画が策定され、新教基法に明記された教育の目標や理念の実現が目指される。3月末に告示された新学習指導要領には、「愛国心」の育成と「日の丸・君が代」のさらなる強制が盛り込まれた。新自由主義下の国民国家再編に対応する教育の実現。これが彼らのやろうとしている教育なのだ。


 教員の「多忙化」解消を名目に、昨年突然登場した文科省の「こどもと向き合う時間の拡充政策」は、そのネーミングの気持ち悪さもさることながら、無視できない危険性をはらんでいる。競争と格差、愛国主義の国家の教育を実現するために、教員はより一層「こどもと向き合え」と脅される。そして私たち事務職員にはその下支え−教員業務の肩代わりを求めると同時に、事務の共同実施・センター化・外部委託・IT化を推進、将来的な「学校事務」の解体・学校事務職員の廃職というところにまでつながる究極の合理化政策なのだ。文科省は本腰を入れて私たち学校事務労働者をねらい撃ちにしている。6月4日の朝日新聞をはじめとして繰り返されるメディアの報道は、彼らの周到なキャンペーンである。そして、全事研など一部勢力が率先して攻撃に荷担し、推進する母体となっているところにより大きな危険性がある。


 「教育の民営化」は「学校事務」にとどまらない。あらゆる形で教育を「商品化」し「私物化」する。杉並・和田中学校の「夜スペシャル」が見せた行き着く先の「授業の民営化」まで。一直線の「果て」はそこに見えている。教育基本法が「改正」され、全国一斉学力テストが実施され、「日の丸・君が代」が強制される学校。「お国のために命を投げ出すことをいとわない」こどもを作り出す教育。そのために動員される労働を私たちは拒否しよう。こどもたちと連帯し、自分の労働の現場から、まっとうに働き、共に生きていける社会と結びついた教育のあり方をこそ求めよう。「教育の民営化」をSTOP!新自由主義的教育改革にNO!新自由主義の作り出す教育や社会の有り様を拒否し、新自由主義と決別するための闘いに私たちも連なる!


2008.7.21

第37回全国学校事務労働者交流集会参加者一同


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